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知って!学べる!SARデータ分析チャレンジ

Day1 2019.4.12 Fri. ハンズオン・アイディエーション
時間:13:00〜17:00(受付開始12:30)
会場:NICTイノベーションセンターTCR(KDDI大手町ビル16階東)
Day2 2019.4.19 Fri. チーム作業・中間発表
時間:13:00〜17:00(会場オープン10:00~)
会場:NICTイノベーションセンターTCR(KDDI大手町ビル16階東)
Day3 2019.5.17 Fri. チーム作業・成果発表会
時間:13:00〜17:00(会場オープン10:00~)
会場:NICTイノベーションセンターTCR(KDDI大手町ビル16階東)

「知って!学べる!SARデータ分析チャレンジ」
開催レポートはこちら

ABOUT

世界的に今最も注目を集めるリモートセンシング。そのなかでもこれまで公開されること自体が少なかった、SARについて知って学べる分析チャレンジプログラムを開催します!。SARについての原理や基礎的な処理を学び、さらにはGISデータを利用して災害マップを分析することで、SARデータ×GISデータによるオリジナル災害マップを作成していただきます。チャレンジ期間中、SARデータ分析に関するオンライン学習を実施。SARやGISの専門家のサポートが受けられる、またとない機会です。ぜひとも皆様の参加をお待ちしております!。

2019.2.12 に実施しました「SAR データ分析チャレンジ説明会」の様子はこちら

※分析チャレンジにお申込みいただけますと当日スライドおよびフルサイズの動画コンテンツを閲覧いただけます。

説明会FAQ集はこちら

SAR分析の魅力

SAR(Synthetic Aperture Radar:合成開口レーダ)とはマイクロ波を用いた能動型センサで、可視光線と赤外線を観測する受動型の光学センサとは異なり、雲や噴煙などの悪天候下だけではなく昼夜を問わず地上の観測が可能です。また、本チャレンジで使用するデータは、情報通信研究機構 電磁波研究所リモートセンシング研究室により開発された航空機搭載合成開口レーダ(Pi-SAR2)により観測されたデータです。Pi-SAR2のデータは、オンデマンドで取得でき、合成開口処理により地上分解能25cmとなるため、被災地域の最新の詳細な状況が把握ができることが最大の特徴です。 なお、今回提供するSARデータ及びGISデータに関する知識や基本的な処理方法については、オンラインにて事前に提供いたしますので、予習を行った上でチャレンジに参加いただくことができます。

SUMMARY

日時
DAY1 2019/4/12 13:00~17:00
DAY2 2019/4/19 13:00~17:00(会場オープン 10:00〜)
DAY3 2019/5/17 13:00~17:00(会場オープン 10:00〜)
会場
NICTイノベーションセンターTCR(KDDI大手町ビル 16階東)
対象
・SARデータの基礎知識をつけたい方
・GISデータの基礎分析を行いたい方
テーマ
SAR×GISによる新しい災害マップ
参加人数
20名程度
持ち物
筆記用具、PC(推奨。ネット接続可能なPCを持参いただくと、その場で分析体験等ができます。)
表彰
・チーム賞: NICT賞(1チーム)、審査委員特別賞(1チーム)
・個人賞 : 最優秀個人賞(1名)、優秀個人賞(2名)
オンライン
サポート
チャットアプリ「Slack」を使ってメンターによる技術サポートやメンタリングが受けられます。
開発環境の詳細はこちら

ONLINE LEARNING

本イベントでは、申し込みが完了した段階から、随時SARデータ解析の専門家によるオンライン学習及びメンタリングを受けることができます。メンタリングにはSlackというチャットアプリを使用します。Day1が始まる前から、発表会まで、お忙しい方でもご自身のペースで学習していただくことが可能です。

オンライン学習コンテンツと配信予定

  • 3/18~ SARデータの画像処理基本編
    • 開発環境の簡単な使い方
    • SARデータの仕様
    • SARデータのI/O(単偏波合成画像の生成方法)
    • 画像の見方

  • 3/25~ SARデータの画像解析応用編
    • SARデータの画像解析手法(四成分散乱モデル分解法等)
    • 各々の画像の見方

  • 4/1~ 被害領域の抽出、ラスタベクタ変換
    • 浸水・土砂崩れ領域の抽出アルゴリズム
    • 二値化画像の見方
    • ベクタ変換アルゴリズム
    • 数値標高モデルの説明
    • ベクタデータの見方

  • 4/8~ ベクタデータのフィルタリング
    • 属性値、形状によるベクタデータのフィルタリング

CHALLENGE

ハンズオン / アイディアソン & チーミング

タイムスケジュール
  • 12:30開場・受付
  • 13:00イントロダクション
  • 13:05SARデータ分析チャレンジの進め方
  • 13:25ハンズオン
  • 15:00アイディエーション&チーミング
  • 17:00終了

チャレンジ期間では、オンライン学習で習得したスキルをもとに、以下のチャレンジ課題に取り組んでいただきます。
・ SARデータの画像処理の効率化
・ SAR画像から生成したベクタデータを使った新しい災害マップの作成

Day1では、これらのチャレンジ課題に対しどんなマップやプログラムを実際に作成したらよいかを提案するアイデアワークを行います。
専門家のアドバイスを受けながら実際に取り組む内容をブラッシュアップしつつ、その過程でこれから一緒に作業する参加者たちとチームを組みます。
また、チャレンジをスムーズに開始できるよう、チャレンジ課題で使用するSARデータや分析ツールについてハンズオン形式で説明します。

ハンズオンで行う内容

  • SAR画像から作成したベクタデータをフィルタリング

ハッカソン/ 中間報告

タイムスケジュール
  • 10:00開場・チームごとに作業
  • 13:00中間発表資料作成(全体ワーク)
  • 15:00中間発表
  • 16:00チームごとに作業
  • 17:00終了
※コアタイムは13:00〜17:00

Day2ではDay1で決めたチャレンジテーマに対してハンズオンやオンライン学習で得た知識や専門家のアドバイスなどを参考に、チャレンジ作業の改善やブラッシュアップを行います。チーム作業をメインとし、これまでの作業の内容・今後の進め方などについて中間報告を行います。Day2では会場にSARデータ解析の技術者がメンターとして常駐し、成果発表会に向けた活動をサポートします。

成果発表会

タイムスケジュール
  • 10:00開場・チームごとに作業
  • 13:00発表資料作成(全体ワーク)
  • 15:00プレゼン
  • 16:00講演
  • 16:30審査結果発表・表彰
  • 17:00終了
※コアタイムは13:00〜17:00

これまでの活動の集大成として、チームで取り組んだチャレンジの内容と、作成したマップやプログラムについて発表していただきます。
厳正な審査の結果、優れた発表をされたチームには「NICT賞」、「審査委員特別賞」を贈呈します。またイベント期間を通し顕著な活躍をされた個人には「最優秀個人賞」、「優秀個人賞」を贈呈します。

評価のポイント

  • 【チーム賞】発表に基づくマップやプログラムの独創性、有用性、将来性等を審査員が評価
  • 【個人賞】オンライン学習やチャレンジ実施における積極性や貢献度等をメンターが評価

MENTOR

SAR担当情報通信研究機構 電磁波研究所リモートセンシング研究室
研究マネージャー
児島 正一郎

海洋レーダ、航空機搭載合成開口レーダ(Pi-SAR X2)等の研究に従事。現在は、主にPi-SAR X2の後継機であるPi-SAR X3の研究開発に従事。専門は計測工学・情報学・水工学。

情報通信研究機構 電磁波研究所リモートセンシング研究室
研究マネージャー
児島 正一郎写真

災害担当災害リスク評価研究所
代表
松島 康生

住宅(自助)や自治会組織・地域コミュニティ(共助)の災害対策や地区防災計画、企業や災害弱者施設のリスク調査、防災計画・BCP、防災研修、実践型防災訓練の研究に従事。 国土交通省・災害時の運航マニュアル(防災ヘリ)の策定主幹、日本赤十字社防災ボランティア等兼務。災害時にTVニュースなどでコメンテーターとしての出演多数あり。

災害リスク評価研究所
代表
松島 康生写真

GIS担当朝日航洋株式会社
G空間研究所、所長
大伴 真吾

地理空間データの整備、地理情報システム(GIS)の開発、地理情報の標準化に従事。 地理情報システム学会理事、社会基盤情報流通推進協議会理事、OSGeo財団日本支部理事などを兼務。

朝日航洋株式会社
G空間研究所、所長
大伴 真吾写真

GISアプリケーション担当朝日航洋株式会社
G空間研究所、主席研究員
嘉山 陽一

オープンソースGISの調査研究とシビックテックでの利活用に従事。 OSGeo財団Charter member、QGIS日本語翻訳チームリード、Code for Japan メンバー、災害支援レスキュー隊(IT DART)運営委員 、アーバンデータチャレンジ実行委員会委員等兼務。 David A. Hastings Award受賞(FOSS4G ASIA 2018)

朝日航洋株式会社 嘉山 陽一写真

プログラミング担当朝日航洋株式会社
東京空情支社技術センターシステム開発室所属
山本 和朋

SARリモートセンシングシステム、点群・画像解析システム、社会インフラ点検用ロボット等の開発に従事。

朝日航洋株式会社 山本 和朋写真