xDataプラットフォームとは

xDataプラットフォームで
実現できること

統合ビッグデータ研究センターが研究開発を進めているxDataプラットフォームは、異種・異分野センシングデータの収集・分析と、これを活用したスマートサービスの開発・実証を支援しています。分野横断的なデータ連携分析や予測は、APIを通して利用することができます。

xDataプラットフォーム紹介動画

xDataプラットフォームの構成要素

xDataプラットフォームの概要
環境データ・交通データ・健康データ

データ収集

環境・交通・健康などの多種多様なセンシングデータをデータ連携分析に適した形で変換・保存するイベントデータウェアハウス(EvWH)を提供しています。EvWHには、NICTによるリモートセンシングデータやオープンデータがアーカイブされているほか、利用者が独自にデータを収集・追加することも可能です。

データ分析

収集されたイベントデータから相関パターンを発見・予測する様々なデータ連携分析技術のAPIを提供しています。 また、大気汚染予測や交通渋滞予測といった応用分野ごとに、 各APIを利用する処理プログラム、データセット、予測モデルなどをパッケージした情報資産を提供しています。情報資産リポジトリから情報資産を開発環境にインポートすることで、処理プログラムや予測モデルをカスタマイズし、独自のデータと組み合わせて技術検証や実証実験を実施することが出来ます。

情報資産カタログでは、情報資産の概要、分析手法の技術的特徴、動作環境、応用例などを紹介しています。 情報資産リポジトリには、情報資産を構成する処理プログラム、予測モデル、サンプルデータ、実行手順書などのドキュメント類が整備されています。課題管理​機能を使って、機能強化やバグトラックについて議論することができます。情報資産リポジトリには、利用登録後にアクセス可能です。

アプリケーション開発のイメージ
環境×交通データ利活用による安全なルートのナビゲーション

データ活用

利用者は、収集・分析・予測の結果をAPI経由で取得し、スマートサービスの開発に活用できます。例えば、気象・渋滞・事故などのリスク予測を地図情報(リスクマップ)として取得し、リスク発生のアラート通知やリスク回避のルート案内などの行動支援を行うスマートサービスの開発を行うことができます。​

開発環境について

開発環境として、xDataプラットフォーム内の環境と、APIや開発ツールをコンテナ(Docker)にパッケージ化したユーザー開発環境xData Edgeを提供しています。 個人情報などのプライベートデータの利用、情報資産のカスタマイズなどには、ユーザー開発環境の利用をお勧めしています。xData Edgeで匿名化したデータを、xDataプラットフォームで処理する連携も可能です。

xDataプラットフォームによる開発成果は、技術移転契約を締結した上で、独自のサービスやアプリケーションに組み込むことが可能です。詳しくはお問い合わせください​。

ユーザーの開発環境

スマートサービスの開発事例

安全・快適な移動を支援するスマートサービス: 降雨・降雪の影響による渋滞を考慮したルート案内アプリケーション

開発事例

安全・快適な移動を支援するスマートサービスの図

xDataプラットフォームの利用方法

xDataプラットフォームの利用には共同研究契約が必要です。契約締結後、情報資産リポジトリのアカウントやAPIキーの発行を行います。​ご検討の際は、下記よりお問い合せください。

各APIは、NICT総合テストベッドが提供するData Centric Cloud Service(DCCS)から利用することも出来ます。